こっこにゃんのお部屋

料理と漫画の考察でもこっそりと

【漫画ネタバレ】第119話 ぬるま湯をぶち撒ければ、冷水に【BEASTARS】

大学を歩く狼の姿を見て、ハルはレゴシを思い出す。
この間レゴシとセブンさんが一緒に歩いているのを目撃して、レゴシが浮気したと勘違いしたままだ。
レゴシのことを忘れようとするハル。

大学のウサギの友人二匹と一緒にお昼を食べることに。
片目に模様のあるうさぎ『アコ』が彼氏を紹介する。それはなんと、インドライオンだった。
『エアド』という名前のチャラそうなインドライオン。
驚いた様子のウサギの友人を見て、アコは「これから異種族カップルは常識化する、うちらは進んでる」と自慢げ。
楽しげな様子の二匹に、ハルはレゴシを思い出す。
肉食獣と草食獣の恋愛はもっとつらくて苦しいことばかり。自分の経験から、そう考えるハル。

「理解しあっている」と軽く言うアコに、とうとうハルは怒り、肉を求める彼の体ごと愛せるのかと問いかける。
そして、「ファッションで付き合っているよね」と言ってしまう。

ハルに色々言われてエアドが怒らなかったことにキレ気味なアコ。
「平凡なライオン」とエアドを挑発し、自分にキスさせる。

ハルは言い過ぎたことを悔やんでいた。
心のどこかでは楽しそうな友人カップルを羨む気持ちがあり、それに気付いていたのだ。
アコに謝ろうと大学内を探すハル。その頃、騒ぎが起きていた。
体育館裏で、エアドが口の回りと手を真っ赤に染め、足元にはアコが倒れている。
「だんだん分かんなくなっちまって」と放心状態のエアドと、頭部に重傷を負い苦しげな呼吸をするアコ。
肉を求める彼の体ごと愛することが本当にできるのか。
何かを考えているのか、悲しげな様子のハル。

感想
ハルちゃん、しっかり誤解したままじゃないか。
まぁそのうちまたセブンさんとレゴシに会えば、相手の性格的に誤解はすぐ解けそうだからそこまで心配はなさそう。
確かに、アコは肉食獣と付き合ってることを自慢してる様子だったね。
エアドが唸り声のひとつもあげなかったことに怒っているのとか、チンピラみたいな男と付き合いたがる女の子そのものだしね。
ハルはやっぱり現実をよく見ているなぁ。経験豊富だから見えてくるものも違う?
そういえば、「一匹の草食獣を愛するあまり食っちまったって話もある」みたいなゴウヒンさんの発言があったような。
今回は二匹とも遊び感覚だから、そこまでではなさそうか。
単に草食獣の体に触れて本能覚醒したとか、それだけだろなぁ。

次回はどうなるだろう。アコは助かる?
助からなくて、エアドは刑務所行き…みたいな展開でも全然ありだよね。
そしてハルは肉食獣のレゴシと付き合うことへの疑問を抱く…と。何か思うことがある様子だったし。
その前にレゴシの歯を何とかする話が入るかな?