こっこにゃんのお部屋

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【漫画ネタバレ】第115話 今夜の我、あの子よりもウサギらしい(さぁ食べて食べて)【BEASTARS】

うどん屋でバイト中、草食獣の体に触れても禁断症状が起きなくなっていることに気付くレゴシ。
「草食獣を食べたかったんじゃなくて、草食獣とコミュニケーションが取りたかっただけ」
自覚し、草食フェチの前向きな変態になろうとする。
レゴシがコーポ伏獣に帰宅すると大きな荷物。
警察署からで、骨肉麻薬の売人を捕まえたお礼と、アパートの前で騒々しくしたお詫びらしい。
開けてみると、大量のお餅が。
食に関する制約を強いられている肉食獣には、満足感のある炭水化物は重要なエネルギー源。
持て余した牙をフル活用するためにパンは固いもの、米は餅米を好む。
そんな肉食獣にとって餅は嗜好品とすら言える高級品。
申し訳ないと言いつつ嬉しくて尻尾をふるレゴシ。

結局、セブンさんのアドバイスで餅を皆にお裾分けすることになった。
七輪を使って餅を焼き、膨らむまで皆で自己紹介することに。
602号室のオオワシのライカスナネズミのフィーナ。
レゴシが気になりつつ聞けなかったことを、「同棲シテルノ?ドユ関係?」とサグワンさんがストレートに聞いてしまう。
イカはフィーナのヒモで、フィーナは広告代理店でバリバリ働いているらしい。
小動物は公共交通機関を使うのにも危険が伴うため、飛行が上手いライカを通勤用に養っているとか。
304号室のアルビノのカラスのエビスは、希少種として捕獲しようとする団体を倒すために日々鍛えている。
202号室のシバイヌのムギは、カレンダーのグラビアが主な仕事で、年末年始の収入で一年を乗りきっている。
201号室のツキノワグマのボーグは、種族をウサギだと偽って小説を書いている。
202号室のヨークシャーブタのオイゲンは、美しい生き物を愛する剥製師。
皆が何かしら事情を抱えているアパートで、レゴシは自分が全然普通だと思う。
陸は面白いところ、思いきって海から出て良かったというサグワンに、俺も学校から飛び出して良かったと答える。
まだまだ結構残っているお餅の箱の底を見て、手紙があることに気付くレゴシ。
立派な封筒。差出人の名はヤフヤ。誰だろう…?

感想
なるほど。肉食は表向きはタブーだし、噛みごたえのあるものを食べたくもなるよなぁ。

イカとフィーナのやり取りは面白かった。
こういうブラックジョークも許せる関係ってことか。

パッと見たときからやけに筋肉質なエビスさんは鍛えていたのかと納得。
しかし、希少種を捕獲する団体があるのか。
裏市で活き餌の売買があるくらいだし、変な研究施設に送られたり剥製にされたり…みたいなことがあっても今更驚かないけど。

そういえば単行本のおまけに、ライオン市長の整形はビースターズ世界での「愛され顔」のシバイヌとホッキョクグマに似せている…という話があったけど、そこまで人気者とは。

ボーグさんが種族偽っていたウサギも比較的誰が見ても可愛らしい顔立ちということになっているらしいし、今回で人気の種族の傾向が書かれた感じかな。

それはそうと、今日もサグワンさんがかわいい。
初めてライターの火を見たときは怖くて泣いちゃったって。
海には火はないもんね。