こっこにゃんのお部屋

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【漫画ネタバレ】第113話 純度を知るわがままボディ【BEASTARS】

セブンさんが帰宅すると、ゴリラの警官が何やらアパートの住人に聞き込み調査をしている。
どうやら、『骨肉麻薬』というものが表社会にも蔓延してきたらしい。

骨肉麻薬とは、草食獣の血液や骨の粉末を調合したもので、肉を食べるよりも罪悪感を伴わずに楽しめるから若い肉食獣に人気の薬物。
裏市で肉を買う若者が減っているので、骨肉麻薬から肉の味に興味を持たせる作戦だそうだ。
エナジードリンクに混ぜるなどの手口で勧めているらしい。

セブンは帰宅の遅いレゴシを心配する。
場面が変わりレゴシが怪しい獣たちに囲まれ、肉食獣のエナジードリンクを勧められている。
セブンさんの予想、大正解。

蓋を開けられたドリンクの匂いにくしゃみをするレゴシ。
肉食獣たちは、嗅覚の鋭いイヌ科は匂いだけでラリると踏んでいたようだ。
「これっぽっちの麻薬に目が眩むような肉食獣に戻れれば」と呟くレゴシの心の中で、そうじゃないだろとルイが語りかける。
瓶を叩きつけるレゴシに、麻薬が効かないことに驚く肉食獣たち。
「友達の生きた肉を食べたから混ざりものではとても、この体は生きた草食の肉体にしか反応しない」
「生きた草食と仲良くしたいとも切に願っている」
そう言うレゴシの心の中でルイが呼び掛ける。
「正義の食肉を経てこんな生ぬるい悪を許すのか?ちゃんと怒れよレゴシ」
刃物を取り出し戦闘体勢に入る肉食獣たちに、レゴシも戦闘モードに。

また場面が変わりセブンさんに。
食肉前科持ちのレゴシが帰宅しないことに、あと30分待って帰らなければ捜索するとゴリラの警官。
レゴシ大ピンチ…?という煽り文で終了。

感想

骨肉麻薬、名前だけは数回前の話で出ていたけど、そういうものだったのか。
ビルがうさぎの血をドーピング用に持っていたり、レゴシがルイの肉を食べて急に強くなったり、草食獣の肉体は肉食獣にとって特別の意味を持つのは間違いないとは思っていたけど、そこまでとは。

しかし、決闘の時の食肉からルイの存在がレゴシの中で大きなものになったんだなぁ。
あれだけハルちゃんに夢中だったのに、これから何かあるたびに思い出すのはルイになるのだろうか。
ハルちゃんしばらく登場してないけど、レゴシまさか忘れてたりしないだろうな?

次回は戦闘シーンだろうけど、レゴシがチンピラごときに負けることはなさそう。だけど、帰宅が遅れたら面倒が起きてしまう。果たしてどうなるか?
それはそうと、最後にちょっとだけ登場したサグワンさんが可愛かった。
「レゴシ何カ悪イコトシタノ?」
彼は体がでかくて精神的にも大人なのに、片言がいちいち萌えるね。