こっこにゃんのお部屋

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【漫画ネタバレ】第114話 友よ 舌根からひれ伏してもよいか【BEASTARS】

骨肉麻薬が効かないレゴシに、始末しないと後々面倒だと、手にした刃物で斬りかかる麻薬売人。
頬を切られたレゴシは自分の血を舐めて笑う。
牙が剥かれて体が躍動する感じに、リズとの戦いを思い出すレゴシ。
とても敵わないと気付き逃げ出そうとする売人たち。
「もう草食獣を使った麻薬は売らない!麻薬は…!」
レゴシは許さず、徹底的に潰さなくては、草食獣のために、と攻撃をやめない。
その時、レゴシの帰宅が遅いために捜索していた警察がレゴシと売人を発見する。
レゴシはそこで意識を失ってしまう。
夢うつつの中、学園生活やハルちゃんのことを思い出す。

レゴシが目を覚ますと、警察署の医務室だった。
麻薬組織を捕まえて、ニュースでも軽く報道されたらしい。
お友達が様子を見に来てくれたと聞かされる。
ドアを開けて入ってきたのは、ルイ先輩だった。
思わぬ人物の登場に動揺するレゴシ。
ルイは、「文獣堂」と書かれた紙袋から見舞いの菓子を取り出す。
「三つの中からどれ食いたい?」
1. 果物ゼリー 2.俺 3. カステラ
ルイの渾身のブラックジョークに飲んでいた水を吹き出し、噎せてしまう。
結局、カステラを食べながら話すことになった。
ルイは進学することになったらしい。
レゴシは目の前のルイを見て、草食獣の綺麗さに見蕩れる。
草食獣と共に生き、守るためなら麻薬組織に殴りかかったように本当に何でも捧げられると思う。
そこで、大変なことに気付いてしまった。
自分は草食獣という存在がたまらなく好きなだけの、変態の狼なんだとルイに打ち明ける。
今までは正義感にかられて肉食獣と戦ってきたと思っていたけど、自分の性癖やフェティシズムに突き動かされていただけなんだと告げる。
ルイは、「気付くの遅すぎだろバカ犬!」と呆れ顔。
「変態だろうが何だろうが救えるものがあるならそれは正義でいい」
「強くあれ」
ルイの言葉に、草食獣とあなたたちの笑顔を守りたいと再び決意するレゴシだった。

感想

まぁ売人なんて何匹いてもレゴシの相手じゃないよね。
食肉犯したレゴシだけど、この調子でうまくやっていけばビースターになれる可能性も?
というか高校中退しているし、普通になるのは無理だよね。
現ビースターの親友の孫と言う立場も生かして何とか。

ルイ先輩のジョークには思わず笑ってしまった。
足食われているのにブラック過ぎる。そんなジョークが言えるのが流石ルイというか二人というか。

そういえばゴウヒン先生の初登場時に「お前はハルちゃんが好きなのか、それともただウサギに興奮する性癖なのか」というような会話があったのを思い出す。
まさか、「草食獣」が好きな性癖だったとは。

このまま、レゴシとルイにはビースターズになってほしいね。
草食獣大好きレゴシと、肉食獣大好きルイでちょうどいい気もするし。
100%草食が弱い立場とも限らないから、肉食獣の味方・理解者も必要だしね。