こっこにゃんのお部屋

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【漫画ネタバレ】第121話 砂時計のくびれ 君とのぼる【BEASTARS】

レゴシのアパートを訪ねるハル。
二匹で階段を登り終えて、振り向くと、そこにはお隣さんたち(エビス除く)が。セブンの部屋から覗いていたらしい。
見られてしまったことに慌てるレゴシ。
セブンの部屋で、彼女なのかなと盛り上がる隣人たち。

レゴシはハルを部屋に招くことに。
ちょうど、ハルの誤解も解けた。セブンさんはただの隣人だと気付いたようだ。
レゴシは、天井のシミをハルに見せる。
そして、シミを見ながら毎晩、ハルと再会する妄想をしていたと打ち明ける。
パラシュートやUFOに乗ってハルが降りてくるところまで妄想していたらしい。
「…嬉しい。ちょっと気持ち悪いけど」
やっぱり本物は可愛いと思うレゴシ。でもハルに告白しなければならないことが。

どうして退学したか知らないけど、こうしてこれからも会って…というハルに、レゴシはルイの足を食べたことを打ち明けた。
ハルは怒ってしまう。そんなことでレゴシを拒絶するほど覚悟ができていないわけではないのだ。
事情はデートしながら話すことになった。
レゴシはハルに、リズと決闘の件、ルイの足を食べた詳しい経緯など話す。
ハルは食肉の話には触れず、独り暮らしをして顔がよくなったと褒める。
ハルいわく大学はつまらないところで、レゴシのような達観オオカミは学ぶことは何もないらしい。
レゴシもハルを褒めたいが、何を言えばいいかいまいち思い付かない。

わざわざ高いところを選んで歩くハルに、レゴシは学校では高いところが好きなのが気付かなかったと話す。
普段視界が低いから見晴らしのいいところを選ぶのは小動物の本能だと怒り気味に言うハル。
レゴシはレゴシで店の旗や電光掲示板など反復運動するものに本能的に興味があるようだ。
ハルが手を繋いでいることにも気づいていなかった。
だが、オオカミは剛毛なので握り締めるくらいでないと気付かないらしい。クスクス笑うハル。
ハルは、レゴシを知る前より知ったあとの方が怖くないと思う。

ベンチに座る二匹。
レゴシは、ルイの足を食べたことを、ハルが気を使ってはぐらかしてくれたのか聞く。
ハルは、レゴシとルイの友情に首を突っ込む気はないし、レゴシを叱れるほど高潔な生き方をしていないと答える。
肉食と草食が本当に深い仲になるには全力で向き合わないといけない。
ハルは覚悟を決めてきたのだ。

最後にハルは裏市に行きたいと言い出す。
驚いた表情のレゴシに、全てを受け入れるというハル。

感想
エビスさんだけいなかったのは、トレーニングで忙しいのか、それともストイックなタイプだと思うので興味ないのか。
あっさり誤解が解けて良かった。

ハル、やっぱりルイの件は知らなかったんだと思うけど、それでレゴシを嫌うような半端な覚悟で付き合ってないよね。
一度自分を食べようとしたことを知って、それでも付き合い続けてるんだもん。

最後の「全てを受け入れる」でリズを思い出して少し不安になったけど、まぁレゴシとハルは大丈夫だろう。